レーザー除草システム
我々のミッション
当社のミッションは、農業圃場でのレーザーベース除草ソリューションを開発する企業に対し、継続的な連携とサポートを提供することです。2014年より高出力ダイオードレーザーの専門企業として、過酷な現場用途にも適合した信頼性の高いレーザーモジュールの構築において豊富な知識と経験を有しています。
重要なのは、当社が独自の雑草検出手法やAIアルゴリズムの開発を行わないことです。この分野はパートナー企業へ全面的に開放し、当社は最先端レーザーハードウェアを提供します。このアプローチにより、パートナー企業は独自技術開発に専念でき、レーザー光源には当社製品を信頼していただけます。
ブルーレーザーモジュールのみならず、可視光および近赤外領域で動作するレーザーにも対応可能です。当社は、レーザー除草機の開発企業の成功を見据えた積極的かつ長期的なパートナーとして、カスタムレーザーモジュール設計、電気系、光学系、熱管理から認証取得、光学計算およびレーザー安全規格対応サポートまで、レーザー統合の全領域でご支援します。
商品販売による自社資金により外部資本に頼らず、レーザー除草技術の開発に大規模な内部リソースを投資しています。これは、当社のみならず、当社ソリューションを導入いただくパートナーに価値をもたらすよう尽力している証です。
Opt Lasers ブルーレーザースキャニングシステムによるレーザー除草
| Blue Reaper 80W | Blue Reaper 140W -A | Blue Reaper 320W | カスタム レーザー光源 |
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| 設計波長 | 450 nm | 要検討 | ||
| 最小光学出力 | 80 W | 140 W | 320 W | 通常30–720 W |
| 入力電源 | 48V 7A | 24V 24A | 48V 30A | 要検討 |
| 作動距離 | 180 / 350 / 650 mm 標準製品内でカスタマイズ可 |
要検討、 通常100–1000 mm |
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| ガルボ作動範囲 ±12°走査角 + - 25 |
100×100 / 200×200 / 300×300 mm / 300×300 - 650×650 mm 標準製品内でカスタマイズ可 |
光学・ガルボに基づくカスタム走査範囲 | ||
| 最小スポット径 | 作動距離に依存 作動距離330 mm時は約2 mmスポット径 |
可変光学系 (精度 vs カバレッジ) |
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| 電子-光学効率 (ドライバー込) |
25% | 25% | 25% | 要検討 |
| 最大消費電力 | 320 W | 500 W | 1280 W | 要検討 |
| 冷却方式 | 液冷 冷却能力250 W必要 |
空冷 | 液冷 冷却能力1 kW必要 |
要検討 |
当社のレーザー除草システムは、出力、出力密度、波長、走査方式、供給電圧、信号、セーフティ機能まで、ほぼすべての要素でカスタマイズ可能です。また、レーザー光源関連のアクセサリーや装置設計・供給も承ります。
農業実地における実証性能
動画内映像は120Wレーザー光源によるリアルタイム評価試験の様子です。当社はすでに最大320Wまでの光学光源を提供しています。試験結果は、雑草が焼灼されている様子を明確に示しており、適切な照射量で除草効果が発現し、雑草を効果的に破壊できることが研究でも実証されています。映像内システムは焼灼方式で1秒あたり5.5本の雑草を除去します。したがって、320Wシステムでは1秒あたり約15本の焼灼が見込まれ、光量次第で1雑草あたり20~40ショットにも及びます。
当社のレーザー光源はすでに世界中の複数企業で採用されており、導入前のデモと技術承認後、完成機械を納品しています。各パートナーは、現場運用での当社システムの検証・改良に大きな役割を果たしてくださいました。今後も密接に連携し、次世代レーザーモジュールの開発を進めています。
当社製品は生産ロットごとに品質向上を継続しています。実際の圃場で運用される際には、湿度・温度変動・極端な高温低温など厳しい環境ストレス下で検証されているため、堅牢性と信頼性、農業用途での即応性を兼ね備えています。
上記画像はOpt Lasers 120Wレーザー除草システムで焼灼された雑草を示しています。
ただし、実際の運用では焼灼する必要はなく、過剰なブルー光照射のみで十分です。
当社と協業する理由 ― 強みとメリット
パートナーシップと事業協力
- お客様の成功にリソースを投資することで、最終製品の成果が当社の未来にも直結します。
- 初期コスト低減と長期的協力・排他供給を両立するパートナー契約の締結が可能です。当社は中長期的に最も競争力ある価格を維持できると確信しており、顧客専用ソリューションにも自信を持って開発しています。
- 機械製造国での双方向排他権付与が可能で、安定したブルーレーザー供給を確約します。
- 機械で何らかのトラブルが発生したときも、レーザー以外の問題であってもサポートします。
- 中規模で俊敏なチームだからこそ、高い柔軟性で製品をカスタマイズし、顧客ニーズを深く理解しながらの開発が可能です。
- 世界で最も早くブルーレーザー除草ソリューションの開発に着手し、オンライン上でも評価を獲得しつつあります。農業従事者から多数の問い合わせがあり、実利用顧客をパートナー企業へ積極的に接続しています。
機械開発におけるエンジニアリングサポート
- 光学部品や追加部材、ビーム整形パーツの選定支援および設計上のトレードオフのアドバイスを行います。
- ガルボスキャナ等の市販部品も適切な利幅で調達支援し、当社はこれら部品の直接製造は行いません。
- 光学、電子、物理、熱管理等、機械開発中の技術支援を提供します。
- 出力、出力密度、ビーム発散角などの光学計算に関するサポートを実施します。
- 安全材料や安全手法に関して助言し、量産部品の活用によりコストを最適化しつつ、必要安全基準を満たすご提案を行います。
経験と実証に基づく知見
- 2019年からレーザー除草システム開発に着手し、実際の現場テスト経験を有し課題を把握しています。
- 自社内でレーザー電子回路を完全制御でき、通信プロトコル、信号インターフェース、安全機能等をカスタマイズ可能です。
- 粉塵、湿気、日々の急激な温度変化等、現場固有の課題を熟知し、それに対応する設計を実施しています。
- さまざまな用途向けのブルーガルボレーザーシステムに焦点を当て、ビーム成形や長距離集光に高い知見を有します。
- 2014年の創業当初より、レーザーダイオードドライバーや温度制御装置の自社設計を行っています。
- 10年以上のラボグレードレーザー製造経験と最適なアルミ合金利用など、高出力ブルーレーザーに求められる設計技術を有します。
物流、米欧地域での対応力
- 欧州に拠点を置くことで迅速な対応、短納期出荷、現地サポートを実現しています。また2014年創業当初より米国市場でも活動しています。
- 機械の損傷や緊急技術対応時は、欧州拠点より現場訪問が可能です。
- 部品交換についても欧州拠点から迅速に発送・対応できます。
Opt Lasers – ブルーレーザー技術におけるグローバルマイルストーン
- 世界初のブルー彫刻用レーザーヘッドの商用提供会社(2014年)
- 世界初のレーザー彫刻用磁気クイックドッキングステーション提供会社(2017年)
- 世界初の2つ以上のレーザーダイオード組込みレーザーヘッド製造会社(2020年)
- 世界初の長距離・高出力ブルーレーザーを用いたレーザー除草専用モジュール製造会社(2020年)
- 世界初の産業用グレード45W光学出力彫刻レーザーヘッド提供会社(2024年)
- 世界初の140Wブルーレーザー除草システム最高出力提供会社(2023年)
- 世界初の320Wブルーレーザー除草システム最高出力提供会社(2025年)
- 50Wレーザーでガルボシステム向け120μmビームスポット径達成(2022年)
- 50W光学出力で作動距離170 mm時120μmビームスポットを実現する高出力ガルボ専用ブルーレーザーシステムを世界初開発
- 140Wブルーレーザー除草システムで作動距離650 mm時、3.37mm × 4.14mm(総出力の90%以上)のビームスポットを実現(2020年)
- 320Wブルーレーザー除草プロトタイプで作動距離650 mm時、2.22mm × 1.79mm(総出力の90%以上)のビームスポットを実現(2025年初頭)
- 24V駆動空冷120Wレーザー除草ユニットで139W光学出力時25%システム効率(ドライバー・ファン含む)を達成(2024年)
- 複数レーザーダイオード彫刻ヘッドに関する特許取得(2024年)
- 長距離用途向け複数レーザーダイオード高出力ブルーレーザー光源で特許申請中
- 過去10年で産業用途向けブルーレーザー6,000台以上販売実績
- 以下のEU助成プロジェクト2件を遂行し、商用製品化を実現:
- 「450nmレーザーダイオードを用いた革新的多ダイオード切断・彫刻ヘッド技術の開発」
- 「350–550nmダイオードに基づく多ダイオードレーザー光源技術の開発。産業用途での切断・彫刻・焼結プロセス最適化のための容易なビームパラメータ調整を可能にする技術」