LPLDD-1,5A-35V-TP-H レーザーダイオードドライバー

LPLDD-1,5A-35V-TP-H レーザーダイオードドライバーは、7.5V～35V（12Vおよび24Vを含む）の入力電圧範囲に対応した多用途かつ高性能なソリューションです。この高機能レーザーダイオードドライバーは、製品ラインナップの新たなバージョンであり、熱保護機能を装備することで、最適な動作状態を維持し、レーザーダイオードの過熱を防止します。最大1.5Aの出力電流に対応し、最大100kHzの周波数でダイオードに電流を変調することが可能です。

本ドライバーは、405 nm、445 nm、520 nm、638 nm、650 nm、808 nm、980 nmなどの様々な波長のレーザーダイオードに対応しており、幅広い用途をカバーします。

さらに、本ドライバーは、TTL、アナログ、または両者の組み合わせによる信号変調モードを柔軟に選択できます。

-Hバージョンは追加のヒートシンクが付属しており、取り付けが容易で放熱性が向上しているため、動作時の信頼性および寿命の向上に寄与します。

機能

• 広範な入力電圧範囲
• 比例制御、PWM制御、および両者の組み合わせなど複数の制御オプション
• 優れたノイズ性能
• 高帯域幅
• 短い立ち上がり/立ち下がり時間
• 複数の出力電流バージョン

出力電流バージョン

[1] ロジック電源は 7.5V ～ 35V の範囲でご使用ください。

電源供給

レーザーダイオードとドライバーを7.5 - 35V DC範囲の単一電源で駆動する場合は、LD VCCジャンパーを接続してください。

低電圧（例：3V）のダイオードを駆動する場合は、2つの電源を使用し、VLDジャンパーを切断してください。ドライバーは7.5 - 35V DCの範囲で給電し、レーザーダイオードには3.3V - 35V DCの電源を接続してください。

変調入力

変調入力は0-5V信号に対応しています。アナログ変調では出力電力が比例的に制御され、ANG入力に2.5Vを印加の場合は出力電力が50%、4Vでは80%の出力となります。

トグル入力はPWM制御をサポートし、デューティサイクルが50%の場合は出力も50%となります。変調入力は5V1ツェナーダイオードにより保護されていますが、変調電圧が5Vを超えないようご注意ください。

熱保護

本ドライバーは、レーザーダイオードの過熱を防止する熱保護システムを内蔵しています。NTC 10kΩ, β=3950 サーミスタに対応しており、トリマーによってしきい値温度を10°C～50°Cの範囲で調整可能です。

動作例

試験には下記を使用：

• LPLDD-5A-35V-TP ドライバー
• 6W シリコンダイオード（5A時）
• ダイオードをドライバーに直接はんだ付け
• 4V入力電圧（10kHz、デューティサイクル5%）