LPLDD-1,5A-12V-TP-H レーザーダイオードドライバー

LPLDD-1,5A-12V-TP-H レーザーダイオードドライバーは、7.5V～35Vの入力電圧（12Vおよび24Vを含む）に対応した多用途かつ高性能なソリューションです。この先進的なレーザーダイオードドライバーは、製品ラインの新バージョンであり、熱保護機能を搭載することで、最適な動作およびレーザーダイオードの過熱防止を実現しています。最大1.5Aの出力電流能力を有し、ダイオードへの電流を最大100kHzまで変調可能です。

LPLDD-1,5A-12V-TPドライバーは、405nm、445nm、520nm、638nm、650nm、808nm、980nm等の波長に対応したレーザーダイオードと互換性があり、幅広い選択肢をカバーします。

さらに、本ドライバーはフレキシブルな変調オプションを提供し、ユーザーはTTL、アナログ、またはそれらの複合信号変調モードを選択できます。

本ドライバーの-Hバージョンは追加ヒートシンクが付属しており、取り付けの容易化と冷却性能の向上を実現、運用時のドライバーの長寿命化と安定化に寄与します。

特長：

• 広範な入力電圧対応
• 比例制御、PWM、両方式の組み合わせを含む多様な制御オプション
• 卓越したノイズ特性
• 高帯域幅
• 短い立ち上がり/立ち下がり時間
• 多様な電流出力バージョン

出力電流バージョン：

[1] ロジック電源は7.5V – 35V範囲で供給


電源

レーザーダイオードとドライバーの両方を7.5 - 35V DC範囲の単一電源で駆動する場合は、LD VCCジャンパを接続してください。

低電圧（例：3V）でダイオードを駆動する場合は2つの電源を使用し、VLDジャンパを切断する必要があります。

ドライバーは7.5 - 35 V DC範囲内の電圧で駆動し、レーザーダイオードは3.3 V - 35 V DC範囲の電源に接続する必要があります。

この機能により、レーザーダイオードを低電圧で駆動でき、ドライバーの発熱も低減します。


変調入力

変調入力は0-5V信号を受け付けます。

アナログ変調の場合、ANG入力が2.5Vの場合、出力は50%となり、アナロジックに4Vで80%出力となります。

トグル入力はPWMとして利用でき、デューティー比50%で出力も50%となります。

ドライバーの変調入力は5V1ツェナーダイオードにより保護されていますが、変調電圧は5Vを超えないようにしてください。


熱保護

ドライバーには、レーザーダイオードの過熱を防ぐ熱保護機構を搭載しています。

熱保護システムはNTC 10kΩ, β=3950サーミスタと対応しています。

保護が動作する温度はトリマによって10～50°Cの範囲で設定可能です。


動作例 テスト

本テストは以下の条件で実施しました。

• LPLDD-5A-35V-TPドライバー
• 6W シリコンダイオード（5A時）
• ダイオードをドライバーに直接半田付け
• 4V入力電圧（10kHz @ 5%デューティー比）